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2025-05-20 05:23:00

三体について

三体。読み終わりました。

最近『読み終わりました』というのですが、他にいい言葉がなくて困ってます。

意識高い系でビジネス書しか読んでない、読んだ冊数が正義だと思っていそうな人たちは『読了』って言っていますよね。

 

明治の文学ばかり読んでるような、銀縁メガネの書籍マニアは『完読』と言っていそうだし

西洋哲学にはまった後、鈴木大拙や中村天風に出会ってこじらせた、作り笑いが上手な根暗は『読破』とか言ってそうで

本当に困っています。

ということで、三体読み終わりまして今現在、喪失感が押し寄せております。

 

本を読み終わった後、読書感想文を書こうなどと思ったとき

面白かったです。という感想はクソですが、

それと同時に

とてもおいしい食事を食べたときのあの、食材がどーの、味付けがどーのいうのもクソだと思うのです。うまいもんはうまいし

まずいもんはまずいんです。

はっきり申し上げて三体。面白かったです。

 

さて、あなたに質問です。1億年後の生物に、何かメッセージを残そうと思ったらあなたは何をしますか?

全方位にデータを電波に乗せて発信するのがいいのでは?と思ったのですが それをすると、地球の座標があらわになるので攻撃されるから駄目であると。 USBカードにデータを入れて保存しておくという方法も案として挙げられていましたが、耐用年数は1万年くらいだそう。いや、無理だろ!と思うんですけど、物語の中の人類は シンプルに石に文字を掘る。を選択。 石に文字を掘るのが1億年後にメッセージを残すのに最適みたいです。 1億年後。 そのスケールで物事を考えたことなかったなと、凄い反省したんです。三体を読んで 最近30年くらいのスケールでしか、物事を考えておらず また、30年くらいの尺度だと、だいたい全ての悩み事がとてつもない高いハードルに感じるのですが 1億年くらいの尺度だと悩み事なんてないも同然 。恐らく人類は存在してないだろうから、自分の存在なんて、やはりないも同然。 悩んでる顔して生活するのは、おこがましい行為である。と思わされます🫠これ読んでるお前もだぞ笑

2025-05-02 06:51:00

檸檬/梶井基次郎

泉リフォームの栗原です。

施工事例のブログはやっておりません。

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評価が高い名作を読んで、何も感じなかったときの切なさは

奥さんにエヴァンゲリオンの良さを語って何も伝わってないことが分かる感じに似ています。

ニシダという人が勧めていて

 

僕の奥さんもなんかきれいな小説だよねー

とかなんとか

 

読み込みが足りないのか、ぼくの想像力が足りないのか分からないけど

伊坂幸太郎だったら、檸檬を置いたところから物語が始まって、棚の本がしゃべりだすだろうし

中村文則だったら、書店に入るか、入るのやめようかだけで悩み続けて、檸檬を握りつぶしてるだろうし

 

みたいな余計なことを考えながら読んでいたのが良くなかったのかもしれない。

 

読んで思ったのは、これは、小説というか日記だなと感じました。私小説は、エッセイであるって、三島由紀夫が文章読本という本で書いていたような気がするので、そう言われりゃ、まぁそうか。と

僕はアマゾンのレビューを読むのが、読書と同じくらい好きなのですが、概ねやはり評価が高いです。

お1人、謎のオジサンが推薦作家である。と言いきっていて、爽快で分かりやすい気持ち悪さを一言で表現してくれていて、非常に助かりました。

 

2025-05-01 02:44:00

乱読のセレンディピティ/外山滋比古

泉リフォームの栗原です。

リフォーム会社のブログって、施行事例を、写真とともに載せるのが一般的だと思いますが 

果たして本当に見ている人、参考にする人はいるのでしょうか。あなたは、施工事例見る派ですか?

 

大体2,3記事の施工事例の記事を書いただけで、ブログを辞めてしまう会社さんが多い気がします。

 

なぜだかわかりますか?同じような写真に、同じようなコメントをはっつけるだけだからです

 

ついでにもうひとつ。

会社の宣伝のために、インスタやTikTokを若者と混じっておちゃらけてるおじさん

おばさんなど見かけることが増えましたが、そういった低俗なものを見かけるたび、大変気の毒に感じられていただけません。

多様性の時代ですから仕方がありませんが、会社の宣伝と、己の承認欲求を同時に満たそうとすると、そういった事故を起こしてしまうので

気を付けたいと思います。

 

話を戻しまして。とはいえ

HPは更新し続けた方がいいとよく言われますし、ブログの最新記事の日付はよくチェックされるものだと聞きます。

そこで栗原は、ここでは、読んだ本をひけらかすことといたしました。

 

 

 

 

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 セレンディピティとは、発見ということなんだそうで、語源はスリランカにあるんだそうです。

セレンディップ、セイロン、なんじゃらかんじゃら。

 

本書は外山滋比古さんの実体験をもとに書かれた本で、思考の整理学という著書を消化しやすいように、細かく切って

、味付けしなおしたような感じだなと思いました。とにかくとっつきやすい。そして、本を読むすべての人にやさしいです。しげちゃんは。

 

さて、あなたは読書を神聖なものだと思いすぎてませんか?

たとえば、食べたものからすべての栄養絞りっとってやる!って人がいたら異常に感じませんか?と

確かに!って感じでした。

 

自分にとって大事な文章、考え方は、たとえサラッと読んだだけだとしても、頭にも心にも残るから心配すんなと。

今は本があふれてるから、次々読んでいかないと、新たな発見をすることは難しいとのことでございました。

 

本って、人それぞれ色々な読み方があって、この手の読書術本がとても好きです。

 

この本の中で一番好きだったのは、精読の仕方についてで

本を読むスピードが大事だと思う。という話を、英語の本を乱読してるときに発見したエピソードを語りながら考察していて

あぁなるほどな!と思いました。

 

 

 

2025-04-30 11:10:00

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てててててすと