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2025-05-02 06:51:00
檸檬/梶井基次郎
泉リフォームの栗原です。
施工事例のブログはやっておりません。
評価が高い名作を読んで、何も感じなかったときの切なさは
奥さんにエヴァンゲリオンの良さを語って何も伝わってないことが分かる感じに似ています。
ニシダという人が勧めていて
僕の奥さんもなんかきれいな小説だよねー
とかなんとか
読み込みが足りないのか、ぼくの想像力が足りないのか分からないけど
伊坂幸太郎だったら、檸檬を置いたところから物語が始まって、棚の本がしゃべりだすだろうし
中村文則だったら、書店に入るか、入るのやめようかだけで悩み続けて、檸檬を握りつぶしてるだろうし
みたいな余計なことを考えながら読んでいたのが良くなかったのかもしれない。
読んで思ったのは、これは、小説というか日記だなと感じました。私小説は、エッセイであるって、三島由紀夫が文章読本という本で書いていたような気がするので、そう言われりゃ、まぁそうか。と
僕はアマゾンのレビューを読むのが、読書と同じくらい好きなのですが、概ねやはり評価が高いです。
お1人、謎のオジサンが推薦作家である。と言いきっていて、爽快で分かりやすい気持ち悪さを一言で表現してくれていて、非常に助かりました。