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三体について
三体。読み終わりました。
最近『読み終わりました』というのですが、他にいい言葉がなくて困ってます。
意識高い系でビジネス書しか読んでない、読んだ冊数が正義だと思っていそうな人たちは『読了』って言っていますよね。
明治の文学ばかり読んでるような、銀縁メガネの書籍マニアは『完読』と言っていそうだし
西洋哲学にはまった後、鈴木大拙や中村天風に出会ってこじらせた、作り笑いが上手な根暗は『読破』とか言ってそうで
本当に困っています。
ということで、三体読み終わりまして今現在、喪失感が押し寄せております。
本を読み終わった後、読書感想文を書こうなどと思ったとき
面白かったです。という感想はクソですが、
それと同時に
とてもおいしい食事を食べたときのあの、食材がどーの、味付けがどーのいうのもクソだと思うのです。うまいもんはうまいし
まずいもんはまずいんです。
はっきり申し上げて三体。面白かったです。
さて、あなたに質問です。1億年後の生物に、何かメッセージを残そうと思ったらあなたは何をしますか?
全方位にデータを電波に乗せて発信するのがいいのでは?と思ったのですが それをすると、地球の座標があらわになるので攻撃されるから駄目であると。 USBカードにデータを入れて保存しておくという方法も案として挙げられていましたが、耐用年数は1万年くらいだそう。いや、無理だろ!と思うんですけど、物語の中の人類は シンプルに石に文字を掘る。を選択。 石に文字を掘るのが1億年後にメッセージを残すのに最適みたいです。 1億年後。 そのスケールで物事を考えたことなかったなと、凄い反省したんです。三体を読んで 最近30年くらいのスケールでしか、物事を考えておらず また、30年くらいの尺度だと、だいたい全ての悩み事がとてつもない高いハードルに感じるのですが 1億年くらいの尺度だと悩み事なんてないも同然 。恐らく人類は存在してないだろうから、自分の存在なんて、やはりないも同然。 悩んでる顔して生活するのは、おこがましい行為である。と思わされます🫠これ読んでるお前もだぞ笑